# 6.11 ビルディングブロック サーボ
# モジュールの仕様
項目 | 詳細 |
---|---|
型番 | PPYA-6000301008 |
名称 | Gray Servo (B02) |
動作電圧 | 4.8 - 6V |
種類 | PWM |
インターフェース | デュポン(Dupount) (3pin) |
無負荷回転速度 | 0.12 ± 0.01 sec/60° |
無負荷電流 | 90 ± 20mA |
停止トルク | 2 ± 0.2kg-cm |
最大トルク | 2000g * cm |
角度の範囲 | 0 - 360° |
パルス幅 | パルス幅は角度値(0 - 360°)に応じて(500-2500us) |
黒(濃茶)ケーブル | GND |
赤ケーブル | VCC |
黄ケーブル | 信号 |
寸法 | 40mm * 24mm * 24mm (本体) |
- グレーサーボ B02(Gray servo B02) は、360°稼働可能なサーボです。旋回角度の制御が必要な時に利用する
- 360°ビルディングブロックサーボの回転は、PWMによって制御できる
- 500-1500us PWMは、サーボの正転を制御
- 1500-2500us PWMは、サーボの逆回転を制御
- 1500us PWMは、サーボを停止するように制御
- MakeCodeの追加パッケージを利用することで、角度の位置を指定して動かすことができる
注意事項
- サーボを使用して、各コースのビルディングブロックモデルを動かす前に、サーボの角度を調整してサーボの原点位置を決定する(サーボ原点調整)必要がある
- それを実施せずに電源投入することでサーボが故障する可能性がある
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# モジュールを使ってみる
# ハードウェアの接続
上記の図に合わせて、モジュールと専用拡張ボードを接続します。
注意事項
- 「Servo」の「P1」に接続してください
- 必ずケーブルの色とコネクターの色が合うように接続してください
- 反対に接続した場合、故障する恐れがある
# プログラミング環境の準備
micro:bit(マイクロビット)のPythonのプログラミングは、Muエディターを利用します。
プログラミングを開始するにあたって、以下の準備を完了させる必要があります。
- Muエディター(Mu Editor)のインストール
- ワールド オブ モジュール(WOM)専用パッケージのインポート
※ Muエディターは、お使いのパソコンで一回インストールすると、以降継続して利用が可能です。
# プログラミング方法
# 実現内容
- 「Geekservo」の印を前面にした場合、360°対応サーボが、0°の位置に回転し、時計回りの回転を始める。1秒間隔で、90°を回転。360°に達すると、反時計回りに回転。1秒間隔で、90°を回転します。それをを繰り返す
# プログラミング例
# -*- coding: utf-8-*-# Encoding cookie added by Mu Editor
from microbit import *
import WOM_Sensor_Kit
display.off()
while True:
# Parameter definition: WOM_servo360 (pin, angle)
WOM_Sensor_Kit.WOM_servo360(pin1, 0)
sleep(1000)
WOM_Sensor_Kit.WOM_servo360(pin1, 90)
sleep(1000)
WOM_Sensor_Kit.WOM_servo360(pin1, 180)
sleep(1000)
WOM_Sensor_Kit.WOM_servo360(pin1, 270)
sleep(1000)
WOM_Sensor_Kit.WOM_servo360(pin1, 360)
sleep(1000)
WOM_Sensor_Kit.WOM_servo360(pin1, 270)
sleep(1000)
WOM_Sensor_Kit.WOM_servo360(pin1, 180)
sleep(1000)
WOM_Sensor_Kit.WOM_servo360(pin1, 90)
sleep(1000)
WOM_Sensor_Kit.WOM_servo360(pin1, 0)
# コードの要点説明
from microbit import *
- microbitパッケージのすべてをインポートします。
- このステートメントは、microbitを使用する際に必要です。
import WOM_Sensor_Kit
- 「ワールド オブ モジュール」用パッケージをインポートします。
- 「ワールド オブ モジュール」シリーズのモジュールを使用する場合は、このパッケージをインポートする必要があります。
display.off()
- micro:bit本体のディスプレイ機能を無効にします。
while True:
# Parameter definition: WOM_servo360 (pin, angle)
WOM_Sensor_Kit.WOM_servo360(pin1, 0)
sleep(1000)
WOM_Sensor_Kit.WOM_servo360(pin1, 90)
sleep(1000)
WOM_Sensor_Kit.WOM_servo360(pin1, 180)
sleep(1000)
WOM_Sensor_Kit.WOM_servo360(pin1, 270)
sleep(1000)
WOM_Sensor_Kit.WOM_servo360(pin1, 360)
sleep(1000)
WOM_Sensor_Kit.WOM_servo360(pin1, 270)
sleep(1000)
WOM_Sensor_Kit.WOM_servo360(pin1, 180)
sleep(1000)
WOM_Sensor_Kit.WOM_servo360(pin1, 90)
sleep(1000)
WOM_Sensor_Kit.WOM_servo360(pin1, 0)
- 無限ループでサーボを1秒間隔で、90°を回転させます。
- 360°に達すると、反時計回りに回転します。1秒間隔で、90°を回転します。それをを繰り返す
WOM_Sensor_Kit.WOM_servo360(pin1, 0)
- サーボを設定した角度に回転させます。
- ここでは0度を指定しています。
sleep(1000)
- 時間を指定して、処理を遅延させます。
- ここでは、1000ms(ミリセカンド)を指定しています。