# 6.5 赤外線モジュール
# モジュールの仕様
項目 | 詳細 |
---|---|
型番 | PPYA-6000400172 |
動作電圧 | 3.3V / 5V |
種類 | デジタル |
インターフェース | PH2.0 4P |
GND | グランド(Ground) |
NC | 接続不要 |
OUT | デジタル信号出力 |
VCC | 電源 3.3V / 5V |
寸法 | 32mm x 32mm (モジュール本体) |
赤外線モジュールは、物体の反射性を利用する。
一定の範囲内で障害物があると、赤外線が障害物にぶつかり、反射してセンサー受信ピンに到達する
受信ピンで受信した信号はデジタルセンサーインターフェースを介してmicro:bitに戻され、micro:bitはその戻り信号を使用して周囲環境の変化を識別
接近センサーやロボットカーのライントラッキング等に利用が可能
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# モジュールを使ってみる
# ハードウェアの接続
上記の図に合わせて、モジュールと専用拡張ボードを接続します。
# プログラミング環境の準備
micro:bit(マイクロビット)のPythonのプログラミングは、Muエディターを利用します。
プログラミングを開始するにあたって、以下の準備を完了させる必要があります。
- Muエディター(Mu Editor)のインストール
- ワールド オブ モジュール(WOM)専用パッケージのインポート
※ Muエディターは、お使いのパソコンで一回インストールすると、以降継続して利用が可能です。
# プログラミング方法
# 実現内容
- 近くに障害物を検出されると、マイクロビットのディスプレイに「1」を表示させます。
# プログラミング例
# -*- coding: utf-8-*-# Encoding cookie added by Mu Editor
from microbit import *
import WOM_Sensor_Kit
while True:
# Parameter definition: WOM_ir (pin), return 0 if there is an obstacle,
# return 1 if there is no obstacle
if (WOM_Sensor_Kit.WOM_ir(pin0)) == 0:
display.show(1)
else:
display.show(0)
# コードの要点説明
from microbit import *
- microbitパッケージのすべてをインポートします。
- このステートメントは、microbitを使用する際に必要です。
import WOM_Sensor_Kit
- 「ワールド オブ モジュール」用パッケージをインポートします。
- 「ワールド オブ モジュール」シリーズのモジュールを使用する場合は、このパッケージをインポートする必要があります。
while True:
# Parameter definition: WOM_ir (pin), return 0 if there is an obstacle,
# return 1 if there is no obstacle
if (WOM_Sensor_Kit.WOM_ir(pin0)) == 0:
display.show(1)
else:
display.show(0)
- 無限ループで常時赤外線で監視し、障害物あったかどうかに応じて、ディスプレイに数字を表示させます。
if (WOM_Sensor_Kit.WOM_ir(pin0)) == 0:
- もし、赤外線センサーで障害物があった時に、このif文で検知します。
- WOM_Sensor_Kit.WOM_ir(pin0)の戻り値が「0」の場合、障害物があります。
- WOM_Sensor_Kit.WOM_ir(pin0)の戻り値が「1」の場合、障害物がありません。
display.show(1)
- 障害物があった時に、if文で検知し、上記命令が実行されます。
- micro:bitのディスプレイに数字「1」を表示します。