# 5.4 いたずら隠れ虫
# 学習目標
このコースでは、micro:bit(マイクロビット)、赤外線モジュール(接近センサー)、サーボ、ビルディングブロックを利用して、普段は隠れていて、棒を立てると必ず倒しに出てくる「いたずら隠れ虫」を製作します。
# サーボの事前校正
ビルディングブロックを組み立てる前に、サーボの校正プログラムをダウンロードし、それを使用してサーボの原点となる角度を調整する必要があります。これを校正と呼びます。
注意
- 使用前に校正を行わないと、使用中にサーボが詰まり、ステアリングギアがストールしてサーボが故障する可能性があります。
# サーボの校正プログラム
※ 上記画像で右クリックの「新しいウィンドウで開く」を選択することで、MakeCodeで上記プログラムのダウンロードや編集を行うことが可能です。
# サーボの校正方法
- 上記の図に合わせて、サーボをmicro:bit拡張ボードに接続します。(茶色、赤色、黄色のケーブルを黒、赤、黄のコネクターに合わせて接続してください)
- 付属USBケーブルの二つのマイクロUSBコネクターをそれぞれmicro:bit本体と拡張ボードに接続します。
- micro:bit本体を拡張ボードに挿入します。
- サーボの校正用プログラムをmicro:bitに書き込みます。
- micro:bit本体のディスプレイに「4」が表示され、サーボが正常に校正されていることを確認します。
注意
- 必ずmicro:bit本体と拡張ボードの両方にUSBを装着してください。
- micro:bitのUSBポートは、micro:bitへのプログラムの書き込み(ダウンロード)で利用します。
- 拡張ボードのUSBポートは電源供給で利用します。接続しないとモジュールやサーボへの電源供給が不足する可能性がございます。
# サーボとビルディングブロックの接続
- ブロック組み立て説明書(PDF)に沿って、ビルディングブロックを組み立ててください。
注意
- 組み立て時は、サーボの取り付ける方向をご注意ください。
- 方向が間違うとサーボが故障する恐れがあります。
- 組み立て後、サーボのケーブル側が、上記の図と同じ方向に向いていることをご確認ください。
# モジュールの接続
上記の図に合わせて、赤外線センサー(接近センサー)、サーボをmicro:bit拡張ボードに接続します。
# プログラミング
# 実現内容
- 隠れ虫の前の棒を立てると、赤外線センサー(接近センサー)が接近した棒を検知します。
- 棒を検知したことをきっかけに、サーボを動かし、隠れ虫を出動させ、棒を叩きます。
- 棒を叩く回数は、通常だと1回ですが、隠れ虫が苛立つ時は複数回叩きます。
- micro:bitのディスプレイに隠れ虫の気持ちを表示します。
# 前提:MakeCodeプロジェクトへのパッケージ追加
以下専用パッケージを追加する必要があります。
- 赤外線モジュール、サーボが利用するパッケージ:
https://github.com/YahboomTechnology/Module-World
※ 本パッケージには、本モジュールが必要とするブロック以外のブロックも含まれています。
参考:MakeCodeにパッケージを追加する方法
- 参照手順:MakeCodeのパッケージ追加方法
※ 追加するパッケージの指定を適切に替えてください。本モジュールの該当は、上記「本モジュールが利用するパッケージ」です。
※ 1つMakeCodeプロジェクトに一回のみ追加する必要があります。すでに追加済みのプロジェクトは再度追加する必要がありません。
※ 新たにMakeCodeプロジェクトを作成する際、再度追加する必要があります。
# プログラミング
# プログラミング方法
- MakeCodeにて新規のプロジェクトを作成する
- 下記ブロックをプロジェクトで設置する
- micro:bitにプログラムを書き込む
※ 上記画像で右クリックの「新しいウィンドウで開く」を選択することで、MakeCodeで上記プログラムのダウンロードや編集を行うことが可能です。