# 5.10 色分別マシン
# 学習目標
このコースでは、micro:bit(マイクロビット)、色認識モジュール、RGBライトモジュール、サーボ、ビルディングブロックを利用して、物体の色を認識し、自動で分別できる「色分別マシン」を製作します。
# サーボの事前校正
ビルディングブロックを組み立てる前に、サーボの校正プログラムをダウンロードし、それを使用してサーボの原点となる角度を調整する必要があります。これを校正と呼びます。
注意
- 使用前に校正を行わないと、使用中にサーボが詰まり、ステアリングギアがストールしてサーボが故障する可能性があります。
# サーボの校正プログラム
※ 上記画像で右クリックの「新しいウィンドウで開く」を選択することで、MakeCodeで上記プログラムのダウンロードや編集を行うことが可能です。
# サーボの校正方法
- 上記の図に合わせて、サーボをmicro:bit拡張ボードに接続します。(茶色、赤色、黄色のケーブルを黒、赤、黄のコネクターに合わせて接続してください)
- 付属USBケーブルの二つのマイクロUSBコネクターをそれぞれmicro:bit本体と拡張ボードに接続します。
- micro:bit本体を拡張ボードに挿入します。
- サーボの校正用プログラムをmicro:bitに書き込みます。
- micro:bit本体のディスプレイに「10」が表示され、サーボが正常に校正されていることを確認します。
注意
- 必ずmicro:bit本体と拡張ボードの両方にUSBを装着してください。
- micro:bitのUSBポートは、micro:bitへのプログラムの書き込み(ダウンロード)で利用します。
- 拡張ボードのUSBポートは電源供給で利用します。接続しないとモジュールやサーボへの電源供給が不足する可能性がございます。
# サーボとビルディングブロックの接続
- ブロック組み立て説明書(PDF)に沿って、ビルディングブロックを組み立ててください。
(側面)
(底面)
注意
- 組み立て時は、サーボの取り付ける方向をご注意ください。
- 方向が間違うとサーボが故障する恐れがあります。
- 組み立て後、サーボのケーブル側が、上記の図と同じ方向に向いていることをご確認ください。
# モジュールの接続
上記の図に合わせて、色認識モジュール、RGBライトモジュール、サーボをmicro:bit拡張ボードに接続します。
# プログラミング
# 実現内容
- 色分別マシンの配置台に、赤・緑・青の物体を配置すると、その色を色認識モジュールによって判別されます。
- 判別した色と同じ色をRGBライトモジュールで光らせます。
- 赤色の場合、配置台を左に傾き、赤色の収納に物体を入れます。
- 緑色の場合、配置台を右に傾き、緑色の収納に物体を入れます。
- 青色の場合、配置台を前に傾き、青色の収納に物体を入れます。
※ 3色の物体と収納は、お客様にて適宜に別途ご用意ください。
# 前提:MakeCodeプロジェクトへのパッケージ追加
以下専用パッケージを追加する必要があります。
- 色認識モジュール、RGBライトモジュール、サーボが利用するパッケージ:
https://github.com/YahboomTechnology/Module-World
※ 本パッケージには、本モジュールが必要とするブロック以外のブロックも含まれています。
参考:MakeCodeにパッケージを追加する方法
- 参照手順:MakeCodeのパッケージ追加方法
※ 追加するパッケージの指定を適切に替えてください。本モジュールの該当は、上記「本モジュールが利用するパッケージ」です。
※ 1つMakeCodeプロジェクトに一回のみ追加する必要があります。すでに追加済みのプロジェクトは再度追加する必要がありません。
※ 新たにMakeCodeプロジェクトを作成する際、再度追加する必要があります。
# プログラミング
# プログラミング方法
- MakeCodeにて新規のプロジェクトを作成する
- 下記ブロックをプロジェクトで設置する
- micro:bitにプログラムを書き込む
※ 上記画像で右クリックの「新しいウィンドウで開く」を選択することで、MakeCodeで上記プログラムのダウンロードや編集を行うことが可能です。